東京大学医学部附属病院見学





3月7日(木)に東京大学医学部附属病院の見学をさせて頂きました。

大学側のご厚意で、見学の最初に、定期的に行っている「がん患者のための外見ケアイベント」を、我々のために時間を超過し実施をして頂きました。
 複数メーカーのウィッグ、ケア帽子、乳腺手術後の下着、パッド、人工乳房、リンパ浮腫用製品等の展示や、プロによるボランティアによるフェイシャルケア、ハンドケア、ネイル、メイク相談が行われていました。学生たちも、実際にウィッグを装着したり、担当者へ細かな質問をしたりと熱心に見学していました。

 イベント見学後、粕谷大智先生(東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任・心身健康科学博士)から「東京大学医学部附属病院における鍼灸治療の実際」について説明を受けました。
 先日、粕谷先生には特別授業の講師として来校して頂き、その時の話しも踏まえながら、東大病院の鍼灸の歴史や実際の治療方法、医療における鍼灸の役割、鍼灸治療の安全性とリスク管理、電子カルテについてお話しして頂きました。また、スタッフの方から「肩こり」に関しての研究として、Real-time Tissue Elastographyを用いた「肩こりの筋緊張の客観化と触診所見との関連性の検討」についてのお話しや、その機械の体験までさせて頂き、臨床を行いながら、研究も並行して行っている現場を間近で感じ取ることができました。
 見学の最後には、サーモグラフィーを用いて手部に鍼刺鍼をすると人体にはどのような変化が起こるのか、実際に体験をさせて頂きました。刺鍼後には、一度末梢の温度が下がってから、その後徐々に温度が上がっていくのをサーモグラフィーで確認することが出来ました。実際の現象を見せながら、丁寧な解説を加えて頂き、鍼効果についてさらに関心が強まったと思います。

 その他、日常生活動作(ADL)訓練から、脱毛症や緑内障に関しての鍼灸治療効果に関してもお話しをして頂き、普段の学校生活では得られない大変貴重な経験をさせて頂きました。

 ご多忙中にも関わらず、我々のために貴重な時間を割いて頂きました粕谷先生を初め、「がん患者のための外見ケアイベント」で対応して頂きました分田貴子先生、鍼灸部門のスタッフの皆様に厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。